不思議の薬・田七人参の魅力について 医学博士  邵輝

止血と活血という相反する性質を併せ持つこの不思議な植物について

 ウコギ科の多年生草本である田七は、中国雲南省東南部から広西省西南部の限られた山林に生育する。李時珍の『本草綱目』には「甘、少し苦い、少し温める、毒性はない」と書かれている。

肝・胃・心、大腸径に入る。1年目に葉ができ、2年目に花ができる。葉と花はお茶にする。

3年目に根ができ、毎年1個ずつ根の塊ができる。根が育つのに3〜7年もかかることから「三七」とも呼ばれる。土壌の栄養分をたっぷり吸収しているので、収穫後は10年間はその土地を休ませなければならない。

  田七は、兵士が負傷した時の止血に使われていた。傷口の化膿もその抗菌作用で防ぐことができる。

中国の本には「虎にかまれた傷にも良い」とあるから大変な効果である。出血している血が鮮やかな色をしている時は特に効果が良い。

 矢傷や切り傷だけでなく、銃創にも使える。切り傷の止血はさほど難しくないが銃創は傷口がつぶれたように裂け、毛細血管から滲み出るように出血するので止血が難しい。

ベトナム戦争の時、ベトナム兵が止血のために田七が主成分の漢方薬である「雲南白薬」を使い、その効き目に驚いた米国軍がこれを持ち帰って研究した。

こうして、かつては門外不出で、金交換、すなわち金とも換えることができないほど貴重なものという異名を持つ田七は世界中に知られることとなった。

  また、武術家にもよく使われる。切り傷。打ち身、打撲はもとより、内臓を打たれると体の中で出血しているので、これを治すのに田七が使われる。

健康プラス|2010vol.11 不思議の薬・田七 より抜粋

三七(田七)の薬理効果について

1)免疫

免疫を高め細胞の老化原因の「活性酸素」を抑制し、血液を浄化する、慢性関節リュウマチ、アトピー性皮膚炎

2)止血、消毒、鎮痛、消炎作用

打ち身、捻挫、吐血、衂血、崩漏、産後の腹痛

3)血栓

強力な止血作用と血栓の生成を抑える。すでにある血栓は溶解する作用により、脳出血や脳梗塞の予防と改善に有効。
手足のまひ、頭痛、イライラ、知覚障害、言語障害を改善する。

4)心臓病

冠状動脈の血液を増加させ、心筋の酸素消費量を減少させ、心臓の機能を高める。
心筋梗塞や狭心症の予防治療に有効

5)糖尿病

田七人参の持つ正常化作用により正常な血糖値を保持し
 ・血中コレステロール
 ・中性脂肪
 ・過酸化脂質の低下、並びに
 ・善玉コレステロールの上昇
など脂質代謝の改善にきわめて有効

6)肝炎

C型肝炎、慢性肝炎、肝硬変

7)更年期

女性ホルモンの分泌が減少し、バランスが崩れることによって起こる諸症状のホルモンのバランスを整え、緩和、改善する作用がある。
血流を改善し、ホルモンのバランスを整え、諸症状を予防・改善及び自然治癒力を促す。

8)ストレス

中枢神経に対する鎮痛作用と興奮作用により、ホルモンのバランスが整い、精神の安定効果が得られる。よって、ストレスによる病気の発生予防や
  ・アルコール依存症
  ・過食症
  ・拒食症
が自然に抑制され改善される。

9)高血圧

毛細血管を拡張させ血圧を自然に下げ、更にドロドロした血液をサラサラにして血栓ができるのを予防(本態性高血圧症)

10)低血圧

強心作用が心臓の動きを活発にし、血圧を自然にあげて効果を発揮

11)動脈硬化

毛細血管の効力を増大させ、コレステロールの過度の沈着を改善

12)肥満

脂肪の代謝を促し、皮下脂肪や内臓への脂肪沈着を防ぎ、太りすぎを予防し、自然な痩身効果が得られる。

13)肩こり

毛細血管を拡張させ、血行を促進し体を温めて、おけつを去り、肩こりをほぐし、痛みを和らげる

14)胃潰瘍

胃十二指腸潰瘍の疼痛、胃への血流が改善され胃の働きを整え、胃粘膜を丈夫にする鎮痛作用により、潰瘍や急性胃炎による痛みを鎮める効果がある。体質が改善され、気力・体力が回復することにより、自然治癒力を高め潰瘍を治し再発を防ぐ。また、食欲を増進させる。

15)血小板

血小板減少症

田七の写真

メディカルサポートインターナショナル 社内勉強会資料

田七

田七2